〜引き続き『食』に関して学んでいきましょう〜
チョコレート=砂糖の塊
本来チョコレートはカカオマスを原料とし、そこへ砂糖など甘みを追加したものなので原材料名の最初はカカオマスでないとチョコレートではないのです。ですが市販のチョコレート菓子の原材料を見ると一番最初に「砂糖」と書いてあるので主要の成分は砂糖なのです。
つまり、それは「砂糖がチョコレート味になっている食べ物」であり「チョコレート」ではありません。チョコレートを選ぶときは原材料を確認し、余計な糖分などが含まれていないカカオマスが主体のものを選ぶことで抗酸化作用や動脈硬化の予防などの効果があるポリフェノールを摂取することができます。
無添加・減塩の落とし穴
健康志向の人が増え、食品や調味料を選ぶ際にも無添加・無着色・減塩などの表記があるものを選ぶ傾向が高まってきています。しかし本来塩は防腐剤の役目があり塩分を減らすということは腐敗しやすくなるので、日持ちをさせるため化学物質を添加している場合があります。さらに防腐剤を入れると味が悪くなるので化学調味料、色も悪くなるので着色料を追加している場合もあります。
表示義務のない程度の量であれば原材料に記載する必要もないので、これらの製造過程を知ることなく化学物質を摂取していることが多いのです。少々塩分が高い調味料であっても使う量を減らすなど工夫をすることが大切です。
また「人工甘味料は肥満や糖尿病に効果がある」という認識にも注意が必要です。むしろそれらを定期的に摂取している人は、そうでない人よりも病気リスクが高く、6倍も体脂肪を溜めやすくなるとさえ言われているのです。
グルテンとは何か
ダイエット中は食事改善のためグルテンフリーのメニューを選ぶこともあるでしょう。
グルテンとは小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンというたんぱく質が絡み合ってできたもので水を加えこねるほど弾力と粘り気のある生地が出来上がります。パンやパスタ、ラーメン、ケーキやドーナツなどに含まれていますが、グルテンは過剰に摂取すると主に小腸への悪影響を及ぼす可能性があり、お腹の不調・だるさを引き起こすことがあります。アミノペクチンAという糖質も含まれているので血糖値の上昇にもつながります。ダイエット中はもちろん普段からなるべくグルテンが含まれていない蕎麦粉や春雨・米粉などからできたメニューが良いでしょう。
ダイエットに必要な3つの要素
ダイエットに失敗するタイプとして「食生活を変えずに運動でなんとかしようとするタイプ」と若い女性に特に多い「とにかく食を減らすタイプ」があります。
ダイエットを始めるときまず食事コントロールや運動から始めますよね。しかしもう一つ必要な要素が『代謝』です。食事も運動もダイエットには必要不可欠ですがさらに代謝を正常に行うために生活習慣の改善も必要になります。睡眠不足・冷え・肩こり・浮腫などはダイエットの天敵です。睡眠時間の改善や体を冷やさないように入浴を日課とし、就寝前にはマッサージをするなども心がけましょう。
本当のダイエット成功とは維持すること
食生活の改善を徹底し、日常に運動やエステなどを取り入れ理想のボディを手に入れたとしても何かのきっかけで食生活が乱れ、運動も続かずリバウンドしてしまえば、また1からスタートになってしまいます。目標達成をした後は健康維持・美容のためにもこれまでの習慣を崩すことなく継続していくことが大切です。「前より好きなものを欲しがらなくなった状態」になってこそダイエット成功と言えます。
コメント