難しい知識編 GI値って何???
GI値だけではなくカロリーも大切
GI値(グリセミック・インデックス)は
「試料」摂取時の血糖値上昇曲線の面積÷「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積×100
で計算されます。
基準となる食品(例:ブドウ糖)を食べた後
120分の血糖値の上昇を表した曲線から得られる面積(A)を100として
対象の食品(GI値を知りたい食品)を食べた後120分の血糖値の上昇を表した曲線から得られる面積(B)をGI値といいます。
GI値=(B)÷(A)×100
なぜコーラのような甘い飲料水はGI値が低いのでしょうか?それは数式の中の「面積」を求めるためです。血糖値の上昇がゆっくりでも、時間をかけて上昇する場合は高い数字が出て、短時間で血糖値が上昇したとしても、急下降すれば低い数字が出る。つまり液体で糖質が多く含まれるコーラなどの飲料は、急上昇&急下降するためにGI値は低く出てしまうのです。
コーラのGI値は43で低GIに該当しますが、500mlのペットボトルで角砂糖10個以上の糖分が含まれていると言われていますのでG I値が低いからといって過剰に摂取するのは控えましょう。
G I値だけを目安にせず栄養素を知ろう
一年中食べられるカボチャは糖質が高い野菜として知られています。
しかし白米100gあたり糖質60gで160kcal、
カボチャは100gあたり糖質10.9gで91kcalとされておりお米よりも断然低いですよね。
炭水化物=糖質というイメージですがこれは間違いです。
炭水化物=糖質+食物繊維が正解です。
カボチャは食物繊維が豊富なので糖質のみの白米と比べると、糖質と食物繊維を分ける工程があるのでインスリンの上昇を緩やかにし、余分なエネルギーの蓄積を防ぎます。
カボチャはビタミンA・βカロテン・ビタミンE・C・Kなど栄養素も豊富なので、もちろん食べ過ぎは良くないですがバランス良く栄養を摂取することができます。
ニンジンやカボチャ、ジャガイモなどのイモ類には植物繊維が豊富に含まれます。そもそも白米の基準からGI値を測定するのはナンセンスとも言えます。
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