前回に続き
〜セルライトが出来てしまう原因〜を解説していきます。
③骨盤の歪み
1日の中で様々な姿勢になりますよね。その姿勢の多くは残念ながら「いい姿勢」とはいえず「悪い姿勢」であることの方が多く、悪い姿勢は身体の様々な部位に悪影響を与えてしまいます。
その一つに骨盤の歪みが挙げられます。日常的、あるいは長時間に渡り片足重心で立っていることが多い方や、足を組んで座ってしまう方は体のバランスが崩れやすく骨盤に歪みが生じてしまいます。
骨盤の歪みによって
●内臓がずれてぽっこりお腹になる
●内臓機能の低下により代謝が悪くなったり体温が低下してしまう
●血液やリンパの流れが悪くなる
等の症状を招きます。
この中で1番下半身太りに関わってくるのが血流やリンパの流れが悪くなってしまうことです。流れが悪くなり余計な水分や老廃物などをうまく排出できないことでむくみにつながり、皮下脂肪が水分等を取り込んでしまうことでセルライトができてしまいます。
④筋力の低下
内ももやふくらはぎの筋力の低下も原因になります。内ももの筋力が低下してしまうと股関節が緩んで柔らかいタプタプとした太ももになってしまいます。
椅子に座った際に太股がベタッと広がってしまう方は、より内ももを意識して鍛えることが重要です。
リンパ管は、心臓で言うと血管のような循環を促すポンプの役割をもっていません。周辺の筋肉の動きで収縮し循環ができています。そのため下半身はポンプの役割をふくらはぎの筋肉が担ってくれています。特に下半身から上半身へと重力に逆らって戻していくためには強いポンプ力が必要です。そのときにふくらはぎの筋力が低下しているとしっかりと送り出していくことができず停滞しやすくなります。
デスクワークの方や運動する機会がない方は、太ももやふくらはぎの筋肉を鍛えていくことも大事です。
⑤誤った歩き方
誤った歩き方をすると無駄な筋肉がついてしまい、下半身が太く見えてしまう可能性があります。
どのような歩き方が良くないのかというと、うまく足の指を使えていない歩き方です。
正常な歩き方は、かかとから着地して足の指の付け根を支点とし足の指で地面を蹴ります。
また浮足の方は、かかとから着地して足の指の付け根で地面を蹴ります。このときに足の指を上手く使えずにかかとに重心がいってしまい不安定な歩き方となってしまうと、ふくらはぎや太ももが不自然に発達し下半身が太くなります。
また足裏の重心がズレていたり、お尻の筋肉がうまく使えていないと太くなります。
⑥冷え
冷えは女性の大敵!と言われるほど、身体に良くありません。下半身太りの大きな原因の一つでもあります。
男性と比べて女性は筋肉量が少ないことや、脂肪の量が多いことなどの他に、長時間同じ姿勢でいる(立ちっぱなし、座りっぱなし)ことも代謝の低下に影響しています。代謝が低下すると脂肪燃焼を妨げます。脂肪は冷えやすいので、セルライトができてしまうと余計に冷える原因へと繋がります。
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